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落合邦子のライフスタイルブログ

2011年 12月 17日

「そうだ、京都に行こう」

カテゴリー 旅のエッセイ

JR東海のCMではありませんが、紅葉が終わり、人出が落ち着いた頃に京都に行こうと思っていました。そんなわけで、一昨日仕事がひと段落したあと、品川から新幹線に乗り、京都に行ってきました。今回は、ぜひとも龍安寺の石庭を見たいと思っていました。あの研ぎ澄まされたシンプルな庭に向き合い、何かインスピレーションをもらいたいと思っていました。方向的に北野天満宮も近くで、梅で有名なこの神社は12月13日からお正月の大福茶用の梅干しを販売するというので、せっかくの機会ですので、まずは北野天満宮から回りました。朝の8時、境内はきれいに掃き清められていて、鳥居をくぐると空気の違いを感じました。

社務所で梅干しをいただき、タクシーで龍安寺に向かいました。
龍安寺の開門8時半前についてしまい、私の他にはアメリカ人と思われる青年が開門を待っていました。

紅葉のシーズンは終わりましたが、落ち葉が苔の上できれいなコントラストを作っていました。
さて、開門。


鳥のさえずりとお寺の職員の方が、道の落ち葉をを掃く音だけしかしません。私は朝日が差し込む縁側に座り、シャッターを切っていました。天から神が舞い降りてきているかのようでした。すると先ほどのアメリカ人が「Excuse- me,・・・・・」こっちから写真撮ったほうがベストポイントだよ、というようなことを言ってくれました(笑)
庭の全景と背後の屋根が入るよって。

勿論そうです!ありがとう。いい写真が撮れました。

この石庭を見て、石の絶妙な配置のバランスなど思うことはいろいろあると思います。いろいろな解説もあります。
私は今回、朝日の光の中の石庭、白い掃き清められた石の上に落ちる光と影。それがとても美しく感じました。
研ぎ澄まされた美しさもあるのでしょうが、やはり光が必要だ、と思いました。
余計な感情やものを手放し、コアな部分だけになるということに加え、光(それは希望や夢という言葉にも置き換えられると思いますが)が必要だと思いました。

石庭の裏庭には、「吾、唯、足るを知る」という文字が記されたつくばいがあります。
自分が満たされていると感じることで、幸せを感じることができます。幸せは自分の中にあるのですね。

晴れていた空が少しずつ雲に覆われ怪しくなってきました。次の目的である小倉山は雲に隠れてしまっていました。小さな1両電車の嵐電に乗って、嵐山へ向かいました。
1日しかない日程の中で、移動距離が多いのは大変、というアドヴァイスもありましたが、嵐山からさらに歩いて奥嵯峨へ。行きたいお寺は祇王寺です。

これまでに3回訪れています。6月の青もみじの頃や紅葉の頃。なぜか惹かれる尼寺です。平清盛の寵愛を受けていた白拍子の祇王が、清盛の愛を失って、出家したお寺です。
来年の大河ドラマは平清盛ですので、何かと話題になるかもしれません。以来尼寺として何人もの女性が暮らしたお寺です。
粗末な座敷に座って庭を眺めていると、風の音ともみじが散る様しかありません。この山奥で暮らした女性たちは、どんな事情で尼さんになったか知りませんが、
自分の中に平穏と幸せを見つけていなければ暮らしていけないのでは、と思いました。


楽柿舎、野宮神社をサクサク通過して、再び嵐山駅へ。




そして、嵐電の車折神社駅で途中下車しました。芸能、芸術の神様と言われていて、歌舞伎役者から、俳優、歌手などの有名な方々のお名前が玉垣に書かれていました。パワースポットということで、若い女性も数名いました。ワンダープロダクションの市原悦子さん、塩田貞治君(オルタンシアの生徒さんにもなってくれていました)の玉垣もあるよ、と言われていましたが、とても探せませんでした。私は来年がアトリエオルタンシアが25周年を迎えますので、そのイベントの成功を祈願してきました。

その後、中心部に戻り、三条縄手通りにある、珍裂屋さんに行きました。京都に行くたびにここ数年訪ねるお店です。お土産物屋さんではなく、かなり本格的な時代物の裂を扱っています。これまでに私は、江戸時代のオランダ更紗や、袱紗などを買っています。今回、この通りを歩いていて、町屋風のお店の暖簾が風でハラッとなびき、それにインスピレーションを受けて、少し長い裂がほしいなと思って店に入りました。するといろいろ見せていただいたなかで、幕末の頃の小袖の長いきれがありました。紫色に藤の刺繍がしてあります。お値段もちょっと高いので迷いましたが、これも出会い!と思いカードで購入・・・きっとお披露目できる機会が来ると信じます。

四条の鍵善でくずきりを食べて一息つき、すぐ並びの京都現代美術館へいきました。この美術館は展示スペースが気になっていたので、今回はぜひ入ってみたいと思っていました。入ると今はパリの写真家ロベール・ドアノーの写真展が行われていました。「あれ!京都に来てパリか・・・」とこの出会いをちょっと楽しみました。

朝早くから効率よく動いているせいで、まだ3時。あと一つ建仁寺を見ようと花見小路を進みました。このお寺の法堂の天井に2002年、小泉淳作画伯が龍を描いたということが話題になりましたので、来年の干支龍に因んで、ぜひ見ておきたいと思いました。

龍が珠を持っているのは、ご利益があるようで・・・

今回の旅のテーマは平清盛、龍でしたかしら。来年に向けてよい兆しとなるといいです。

7時には自宅で、ちりめんじゃこ、カブのお漬物、柿の葉寿司、ゴマ豆腐、湯葉を食卓に並べて夕飯となりました。
あ~幸せ。周りの人に感謝です。










コメント(3)

コメント(3) “「そうだ、京都に行こう」”

  1. 桃色式部on 2011年12月27日 at 9:01 AM
    私も1月に京都に行く予定です。
    今回は嵐山、祇王寺のあたりに行ってみようと思っています。
    龍安寺は、つくばいのキーホルダーを持っていて、
    大好きなお寺ですが、今回はパス。
    でも、建仁寺の竜の天井画は見てみたいなあ…
    素敵な情報をありがとうございました!
  2. adminon 2011年12月28日 at 8:38 AM
    桃色式部さん
    コメントをありがとうございます。冬の京都もいいですよね。
    祇王寺、二尊院、あたりは慣れ親しんだ道なんです。
    ゆっくりといい旅をしてください!
  3. [...] そのことは昨年のブログでも書きました。 [...]

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