アーカイブ 2013年7月

2013年 7月 18日

mariage en juillet

カテゴリー ウェディング

今年の夏は格別に暑いですね。
そんな7月ですがウェディングのお仕事はあります。
ご結婚するお二人には季節は関係ありませんよね。それぞれのベストシーズンにmariage!
先日品川グースホテルにお届けしたブーケはこちら。
ご新婦がお支度するお部屋に届けるや否や、ご新婦とメイクさんが「わ~!かわいい~」と喜んで下さいました。
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このほかに花冠もお届けしました。素敵な花嫁さん姿が目に浮かびます・・・

さて、7月というとブライダルフェアもあります。秋のお客様集客のためのものです。
そこで、装花にも秋のテイストを加えます。
今回、こっくりした色のダリア黒蝶を加え、色味は落ち着いたものにしました。
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地味婚に加え、最近ではナシ婚という言葉もあるそうで、結婚式、披露宴に対する後ろ向きな風潮もあります。極端に華美にしたり、ショーのようにする必要はないと思いますが、二人の気持ちを確認し、家族や友人に祝福される機会はあったほうがいいですね。

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2013年 7月 13日

これからのウェディングは・・・

カテゴリー ウェディング

先日国際ウェディングプランナー協会のイベントに参加いたしました。
私は装花の部門として懇親会会場に出展しました。
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メインテーブルの装花とゲストテーブルの装花のイメージを演出しました。また、生花のブーケとアートフラワーのブーケもディスプレイしました。
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懇親会の前には、様々な方の講演会も企画されていました。
私は桂由美さんのお話だけは拝聴したく、参加しました。

さすがウェディング界に長く貢献なさってきた方だけあり、お話は大変興味深いものでした。
私たちが今、当たり前のように、ホテルの中の神殿や、ホテルの中のチャペルで挙式し、披露宴をそのままホテルで行うというスタイルは長い歴史の中で作られてきた日本独自のものです。

かつては、自宅から花嫁は嫁ぎ先まで、花嫁姿で移動し、その間多くの人々に祝福を受けました。そして、嫁ぎ先での結婚の儀式は宗教的なものではなく、人前で三々九度をするだけ。高砂や~と宴がはじまったものでした。
その後、欧米に習い、宗教的な結婚式をするようになり、神道式となりました。神社で式を挙げるようになったわけです。ところが関東大震災で日比谷大神宮が崩壊し、式を挙げるための神社が必要で、すぐそばにあった帝国ホテル内に神殿が造られたそうです。これが、ホテルに神殿が造られるきっかけだそうです。
そしてさらには、キリスト教式を望む新郎新婦のために、チャペルまで併設するようになったわけです。
日本にはクリスチャンは2パーセントもいないのに、キリスト教結婚式をするカップルは65パーセントもいるという現実。そしてそれを取り仕切る派遣牧師さんはアルバイト・・・
この今の日本のウェディング、何かおかしいような気がしますね。
桂由美さんは、今後、日本のウェディングをかつてのように、新郎新婦の晴れ姿を町の人々に見せ、周りの人からも祝福を受けるようにする企画を立てていらっしゃいます。
また、町興しとして、その地にゆかりの場所で、結婚式を挙げるプロデュースなども考えられます。
私もかつてアメリカブライダル協会で、ウェディングプランナーの資格を取っていた事を思い出しました。
私も花のプロデュースだけではなく、ウェディング事情を変える様な取り組みを考えて行こうかと思います。

桂由美さんのオーラに圧倒されつつも、良いご縁を頂き、今後につなげていきたいと願っています。
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2013年 7月 09日

五感で感じるフランス

私が会員になっている、日仏芸術文化協会主催で、「レッドカーペットから見た2013年カンヌ映画祭~五感で感じるフランス~というイベントが7月7日にありました。
協会理事長が、実際に参加したカンヌ映画祭のお話をなさり、その後、カトリーヌドヌーブに焦点を当てたフランス映画とその社会的背景のディスカッションがありました。
会場は瀟洒な個人邸宅です。30名くらいの方がお集まりになりました。
私はその会場で、フランスでインスパイアーされたものを花を表現しました。
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今回のフランスの旅で私はルーブル美術館のサモトラケのニケの像を観たくてルーブルにいきました。天使が羽を広げて、舟の先端に舞い降りたその姿に感動しました。(鑑賞するのは3回目なのですが)
私の中で今大好きなクラシカルなシルバーとシンプルモダンなガラス器の組み合わせ(お気に入りのサンジェルマンのインテリアショップでは今もトレンド!と私は思いました)をいかして、サモトラケのニケのイメージを花とグーリーン出表現しました。
羽を広げた天使のイメージを感じていただけますでしょうか?
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そしてもう1点は、京都の珍裂店で見つけた江戸時代中期の着物裂を軸に仕立てていただき、それにあわせて、アールヌーボーのテイストで花をいけました。日本の着物柄がジャポニスムとして、フランスで一大旋風を巻き起こし、それが後のアールヌーボーになりましたので、そんな思いで作成しました。

イベント会場は他にもアーティストがそれぞれ分野の違う作品を展示、あるいは販売もし、ワインやお茶をいただきながら楽しいパーティーとなりました。
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