落合邦子のライフスタイルブログ

2011年 7月 01日

フランスへの発信

震災後、何かが変わった日本人の心。それを表現したいな、と思っているうちに、ビッグなチャンスをいただき、6月23日にパリでおこなわれた久石譲さんのチャリティーコンサート会場のエントランスでディスプレイをさせていただきました。
日本から持ち込む大量の資材。今回のディスプレイはアートフラワー。
おまけに渡仏直前にパリのプロデューサー杉山さんから電話が入り、展示スペースが1メートルの高さで、2メートル四方の板を隠さなくてはならにという情報。足元は苔をイメージしていましたが、その資材を買いに行く時間もなく、近所のDIYのお店で人工芝を4メートル買いました。それもさらに増えて、追加料金でJALのおなかに。でもパリの空港にはお迎えが来てくださり、ホテルまでは大型のタクシーで苦労なく行けました。

パリの近代都市空間にあるコンサート会場はモダンな造り。
今回のポスターである、黒田アキさんの作品がよく似合います。黒田さんはパリで長年活躍されている方。パレロワイヤルの裏手に大きな壁画があります。

コンサートの開場は19時。20時開演。
私は16時から17時過ぎにかけて作成しました。
スペースが広いので、足元にあしらう帯を2本にしました。
コンサートホールからはゲネプロの音楽が聞こえてきていました。

完成!箱根浅間神社で見た、大地から天にまっすぐ伸びる木のパワーを表現したいと思っていました。
その力強さを感じていただけるでしょうか。

一緒にお手伝いいただいた杉山久美さんと。

19時の開場時間となると人々が押し寄せてきました。4000人が集まりました!!

黒田さんのポスター、私の作品の前は、募金やチャリティーのTシャツ販売の拠点となっていました。

コンサートは日本と違って、初めからヒートアップ気味。フランスでの久石譲人気はすごいものです。

途中、日本の震災の映像、それに立ち向かう人々の笑顔などの映像もあり、私も隣のフランス人もハンカチで目をぬぐっていました・・・・

フランスで、日本の再生を表現できたこと、私にとって大きな財産となりました。
この作品は、一夜にして撤去し、資材はフランスで保管されています。

今後企画されている、フランス5都市を巡回する日本の震災写真展の会場でもディスプレイするという案もいただいています。多くの方々見ていただきたいとおもっています。

コメント(8)

コメント(8) “フランスへの発信”

  1. 小藤田敦也@夢現英語on 2011年7月02日 at 8:12 AM

    落合さん、ご活躍されてますね〜!
    お花その他を海外に運ぶというのは、かなり神経を使われる作業なのではないでしょうか。
    和の雰囲気に溢れて素敵です!おつかれさまでした!

  2. 深山聡子on 2011年7月02日 at 9:26 AM

    落合さん、お帰りなさいませ!

    >今後企画されている、フランス5都市を巡回する日本の震災写真展の会場でもディスプレイするという>案もいただいています。多くの方々見ていただきたいとおもっています。

    フランスへまた行かれるのですね!?

    今後の展開も楽しみにしております。

  3. adminon 2011年7月02日 at 8:16 PM

    小藤田さま

    ありがとうございます。アートフラワーは本物のように良くできたものを厳選して持っていきました。
    重さはないんですよ。

    深山さん

    ブログのアップの事など大変お世話になりました。
    ありがとうございます。
    予算がついたら、弾丸ツアーでまたフランスに行くかも!

  4. 不動修太郎on 2011年7月02日 at 10:48 PM

    大イベントの成功おめでとうございました!!

  5. adminon 2011年7月02日 at 11:35 PM

    不動さん

    メーリングリストにもコメントをありがとうございます。
    嬉しいです。

  6. 武藤 力on 2011年7月03日 at 3:41 AM

    フランスで素晴らしいご活躍、おめでとうございます。

    今後もどんどん海外や日本でのご活躍をお祈りします。

  7. adminon 2011年7月03日 at 9:59 AM

    武藤さん

    ありがとうございます。嬉しいです。

  8. […] カテゴリー 日々の出来事 なでしこジャパンのワールドカップ優勝で今朝からTVは沸き立っています。 本当に素晴らしい結果を残してくれました。今の日本にとても明るいメッセージを発信してくれたともいます。ありがとう。なでしこジャパン! 夢はあきらめない。 そして、好きな事が夢であれば、それまでの過程がどんなに険しくても、夢への過程を積み重ねていけるんでしょうね。 6月、パリの久石譲さんのチャリティーコンサート会場で「日本再生」をテーマにディスプレイをさせていただきました。大震災という思いもよらない事が起こり、いろいろな事が変わった日本ですが、そんな流れの中からチャリティーコンサートがあり、私の願いや気持ちを表現する機会をいただきました。 日本人の再興に向かうパワーを大地から天に向かうパワーのように表現しました。 そのディスプレイは11月からフランスの5都市に巡回する震災の写真展で展示することにもなっています。まず福島と姉妹都市である、ブルターニュ地方の都市、レンヌで行われます。 意義のある展示会場に再度生けられる事を嬉しく思っています。 さて、フランスから帰国後、友人の明美さんに、比叡山のすそ野、琵琶湖近くにある日吉大社と天橋立に誘っていただきました。フランスでのひと仕事を終え、気持ちを切り替えるのにグッドタイミングなお誘いでした。 日吉大社の西本宮の御神木は桂でした。まっすぐ伸びる大木が多い中、こちらの御神木は枝葉を広げた包容力のあるような姿。 天橋立近くにある真名井神社はうっそうとした木々の中にありましたが、岩の上に何本もの幹を広げている木々からは、偉大なるエネルギーが発せられていました。 枝葉を広げ、絆を結んでいく・・・というメッセージかしら?と、勝手に解釈。 そして、日吉神社の東本宮近くで、シルバーのシダが群生しているところがありました。 明美さんに降りてきた天の声によると、宇宙と繋がるポイントだとか・・・ 確かにそんな光が写りました・・・ 天橋立ではきれいな海に感動。空の青さと水の色が同じようです。 潮風、波の音に浄化される思いでした。 天橋立の文殊寺では蓮の花が・・・先日加東和さんに描いていただいた私の中の女神は蓮の女神でした。 加東さんから「手放す」と言うキーワードが浮かぶ、とアドヴァイスをいただいていました。 何かを手放し、殻を脱ぎ捨て、さらに成長するという言葉が旅先で読んだ本にも書いてありました。 何を手放すのか?これが2011年の後半の課題になりそうです。 さっき読んだ本では、上流に向かって漕ぐのではなく、オールを手放し、下流へ流れに乗るのが夢の実現につながると書いてありました。 なるほどね・・・ […]

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