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落合邦子のライフスタイルブログ

2009年 12月 23日

le ciel et les fleurs en provence(プロヴァンスの空と花)

フォトブックが機械に写真のデータを入れ込むだけでできる、と友人の谷村さんが教えてくれました。
どの写真を使おうか、とパソコンのファイルを見なおしていたら、今年1月にフランス、プロヴァンスを旅した時の何気ない風景写真に写る空、雲がとっても素晴らしいことに気がつきました。

そして出来てきたフォトブック。なかなかの出来栄えです。200912231915000.jpg200912231915001.jpg Dream Writerこと谷村さんにポエムを書いてもらおうかと思ったのですが、思い入れのあるこの旅を自分で締めくくろうと思いました。そこで年が明けないうちに取り急ぎ、フォト&エッセイをアップします。
「冬のマルセイユ」
0912230074.jpg 漁師のおかみさん達が魚を売る朝の港。一日の始まりにまだ重い緞帳が下ろされている。
ミストラル(プロヴァンスの北風)がこの緞帳を吹き飛ばしてくれるのだろうか?
どんな一日がはじまるのだろうか?旅の初日は何か、に期待している。


0912230076.jpg 水面に映るボートの白い影。
港を歩くうちに雲の色にも海の色にもほんのり青みが差し始める。

0912230097.jpg やはり緞帳は上がった。
ミストラルに雲は綿菓子のように飛ばされていく。町のメリーゴーランドも回りだした。

0912230138.jpg 小さな花市がでていた。1月だというのに早くも春の花がカラフルに並んでいた。
「どこで仕入れたの?ニースの市場?」
「3束買ったら安くするよ。」
「ごめんなさい。1束でいいわ」
花屋のおじさんと会話しながら、黄色のミモザを買った。

0912230102.jpg 町の花屋で買った花を束ね、ホテルの部屋に飾った。
旅の宿がマイルームに変わる。

「タラスコン」

091223_0211.jpg 起源はインド更紗だというプロヴァンス特産のプリント布、ソレイヤードに魅せられ、ソレイヤード美術館に行く計画を立てた。
ローカル線とバスを乗り継ぎ片田舎のタラスコンへ。
降り立った小さなまちの駅前にカフェが一軒。
メレンゲのような雲がうかんでいた。冬だというのに日差しが暖かい。

0912230207.jpg 地図を片手に、人気のない路地を歩く。
空から誰かが道案内をしてくれていたようだ。

0912230204.jpg 路地の奥にひっそりとたたずむソレイヤード美術館。
「あー、ここに来たかった・・・」
嬉しさと安堵感。

0912230175.jpg 多くの美しい布の展示のほかに、プリントの木型もいくつか。
プロヴァンスの風土、文化に根差したデザインが生まれたんだな・・・とかつてのプロヴァンスの繁栄と文化の高さを思い描く・・・

0912230208.jpg 美術館を出て、駅までの道に劇場があった。
「こんな小さな町にも劇場が・・・」と見上げてみたら、天使が空を舞っていた。



「タラスコンからエクサンプロヴァンスへ」

0912230223.jpg 私が初めて海外生活をした町、エクサンプロヴァンス。私のフランス好きを植え付けた町でもある。
久しぶりのエクスは抜けるような青い空で迎えてくれた。
このグラネ美術館で、大好きなセザンヌ絵画と出会う。


0912230228.jpg 懐かしい町をゆっくり歩いた。思い出のカフェにも立ち寄り、行きかう人をただただ眺めていた。時はあっという間に過ぎ、夕暮れに。
神々しい空が町の中心の噴水を包み込む。

「再びマルセイユの朝」
0912230244.jpg 朝8時半。遅い夜明けを待って、港のカフェへ。朝の冷気が心地よい。

オレンジジュース、カフェオレ、クロワッサン、そしてブーケの撮影。
港の対岸の寺院も遠景に入れ込んで・・・

0912230260.jpg 花市で買ったミモザとソレイヤード美術館で買った布を合わせてみた。
日本から持ってきた帯締め、帯揚げをアクセントにして。
日本とフランスのフュージョン。私の目指すスタイル。
窓から自然光が差し込むホテルの部屋での撮影。

0912230282.jpg マルセイユ近郊の町、レスタック。セザンヌがここからの絵を何枚か描いている。
オルセー美術館に展示されている絵画とまさに同じ景色。
0912230284.jpg 赤い屋根の家と青い海。ミストラルに吹き飛ばされた雲はまるで天使が空を舞っているよう。


0912230307.jpg 0912230311.jpg 0912230317.jpg 09112230312.jpg マルセイユの沿岸。切り立つ断崖。影に吹き飛ばされそうになりながら、カメラのシャッターを切った。
雲が描く空の絵画。自然が生み出す芸術。
プロヴァンスの旅で私の心に刻まれたもの・・・
それはle ciel et les fleurs(空と花)

0912230326.jpg

コメント(7)

コメント(7) “le ciel et les fleurs en provence(プロヴァンスの空と花)”

  1. かっこon 2009年12月23日 at 10:52 PM
    素敵素敵!
    こういう感じのエッセー、これからも是非!
    素晴らしい南フランスの旅のおすそわけ、ありがとうございます。
    広い空のキャンバスに描かれる雲は、大画面のスペクタクルに見えるときがあります。
    南フランスの空も、素晴らしいですね!
    そして、お花のアレンジと、布のコントラスト。帯締め、帯あげのコラボ。
    感性が花開きますね!
  2. ちょしon 2009年12月23日 at 11:32 PM
    エッセイが付くと、写真がまたグッと引き立ちますね!

    南フランスもすごく行ってみたくなりました。

    私もミモザと布の写真、大好きです♪
  3. Dream Writeron 2009年12月23日 at 11:37 PM
    素敵ですね~

    「南フランスへ行くと幸せになれる」とその昔言われました。
    憧れの地です。

    花と旅のシリーズというのはいかがでしょう?

    来年の旅で撮影した素敵な写真も拝見したいです!
  4. みっちゃん^^on 2009年12月24日 at 6:58 AM
    フォトブック本当にステキでしたね~!

    写真選びも楽しそう~♪

    私もいつか作ってみたいです^^
  5. adminon 2009年12月24日 at 7:35 AM
    かっこちゃん

    ありがとうございます。
    雲好きにはぐっと来る写真でしょ。


    ちょしちゃん

    ありがとう。コメントをつけて旅の報告をしたかったのです。
    プロヴァンスにもぜひ足を延ばして!


    DreamWriterさん

    いろいろとご迷惑をかけましたが、写真のうらにはこんなエピソードがあったので、
    今回は自分でかきました。
    ぜひ、つぎのコラボを計画しましょう。

    みっちゃん^^

    写真を撮りためておくといいですね。
    きっと楽しいフォトブックができますよ。
  6. michiyoon 2009年12月26日 at 2:08 PM
    フランスはしばらく訪れていないので、
    素晴らしい景色を拝見して、ますます思いがつのり始めています。

    プリントの木型は、それだけでアートになりそうですね!
    手に入るものなら、額装して飾りたいくらいです。

    フォトブック、私もお願いしたので楽しみです♪
  7. adminon 2009年12月26日 at 9:08 PM
    michiyoさん

    プリントの木型を額装して飾りたい・・・というその感性、さすがです。

    michiyoさんのフォトブックも見せてね。

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