2014年
12月
11日
千葉県長生郡にある里山に炭焼きの名人がいらっしゃいます。
竹、カシの木の炭はもちろんのこと、里山にある、松ぼっくり、トーヒ、栗、ハスの実なども炭にします。
それらを華炭といいます。


炭焼き小屋をお訪ねしてお話を伺いましたが、炭焼きの窯には温度計はなく、煙の色、量、臭いでその焼け具合を判断するという職人技。


その華炭を使い、私は里山と都会の橋渡しをしたいと思って考え出したのが、華炭ボックスアレンジ。

ボックスは越前和紙を使っています。
こちらも越前和紙の里を訪ね、色味のご相談などして、オリジナルで作っていただきました。色の組み合わせは平安時代からある日本独自の色合わせ「重ね色目」から。


この華炭ボックスアレンジは6月のパリ個展でフランスでもお披露目しました。パリジャンに大好評でした。自然の植物が黒い炭というオブジェになっていることに、フランス人は大変興味を持ったようです。

炭の効用として、湿気を吸収する、空気清浄の効果などが期待されます。
インテリア小物として、お部屋に置いてみてはいかがでしょうか・・・・

この度年末年始のギフトとしてもお使いになれるバージョンを展開しています。(税込5400円)
2014年
12月
09日
町はクリスマス色であふれていますね。
アトリエオルタンシアのフラワースクールでもクリスマスアレンジやリースのレッスンを行っています。
生徒さんの個性あふれる作品を見ていて、講師の私はとても楽しいですよ。
いくつかご紹介します。
6月パリ個展の折朝のお散歩をした時にノートルダム寺院に入り、ステンドグラスなどに感激していましたが、その時に寺院で買った
オーナメントをアレンジに使っています。





2014年
12月
05日
今年もあとわずかとなりました。私にとって6月に行ったパリでの個展は大きな挑戦でもありましたが、流れに任せて自然に行えたことでもあります。それは周りの方々の応援のおかげです。
タイトルは「陰翳礼賛」谷崎潤一郎氏のエッセイのタイトルから。日本の美意識を表現する空間ディスプレイでした。日本人の美意識を「垣間見る」「透ける」「揺れる」「見立てる」の4つのキーワードに絞り、表現しました。
会場はギャラリーヴィヴエンヌ。パリの重要歴史建造物で、最も美しいパッサージュの中でも、デザイナー高田賢三氏が初めてパリにお店を構えた41番。6日の会期中300名の方にご来場いただきました。
越前和紙を使ったディスプレイはフランス人に大好評でした。先日和紙が無形世界遺産登録されました。
日本人の美意識を表現できるようこれからも自然に対し敬意を払いながら、感性を上げていきたいと思っています。
垣間見る

201406paris.expo1
透ける


paris expo2
揺れる


paris expo.3
見立てる

paris expo.4
フランスのデザイン系のサイトにも、フラワーデザイナーとして掲載していただいています。
2014年
12月
01日
私にはちょっと年の離れたお友達がおりまして…(笑)そのお友達たちが結婚適齢期で、ご紹介の輪が広がっています!
先日椿山荘で挙式された花嫁さんもそのおひとり。お打ち合わせの時は控えめに、カワイイ!のには抵抗をなさっていましたが、上品な新郎新婦にぴったりのブーケをお作りすることができました。


ホワイトとアイボリーの組み合わせのドロップブーケ。
披露宴でのヘアチェンジには、アイボリーの薔薇と、会場装花でも使う淡いピンクとパープルの小花を。
お母様方のコサージュや贈呈花束の色味にもお母様方を気遣い、細やかな配慮をなさっていました。
お母様方にも大変喜ばれたとの事と、お礼のメールをいただきました。私も嬉しいです。
これからもお幸せにね。
2014年
12月
01日
昨日は宝生能楽堂で行われたお能の舞台を観てきました。
観世流シテ方の柴田稔さんとはある会でご一緒している関係でこれまでにも舞台を拝見したことがあります。

今回は道成寺に挑まれました。
普段の温厚な柴田さんとは打って変わって、能面をつけた能楽師としての柴田さんにはオーラを感じました。

それにしても能舞台は日本特異な空間ですね。
幕も緞帳もなく、観客と一体の空間で、異空間を作り上げていく。
時には藪の中となったり、道成寺となったり・・・
日本人の見立ての感性を働かせる。
昨日の演目「道成寺」は、50キロもある鐘を吊りあげる舞台設置から最後に鐘を下ろして撤去するところも観客に見せる。
観客と一体になりながらも、舞台の上では異空間を演じる。
時空を超えた演出が繰り広げられる。
そして、時の間、空間を十分に使った演劇。
昨日は日本文化の奥深さに浸りました。
家族の京都土産の和菓子をいただきながら、つらつらと思いました。

2014年
11月
29日
先日六本木のグランドハイヤット東京ホテルで挙式の新郎新婦のウェディングブーケ、カクテルブーケ、贈呈花束を作らせていただきました。
ご新婦がアトリエオルタンシアにご注文ただいたきっかけは、ご新婦の会社の同僚の方が以前にアトリエオルタンシアの私のブーケで挙式をなさったとのことで、その方にお勧めいただいて当方にご相談いただきました。そのお友達は帝国ホテルで挙式された方で、私のブーケを気に入って下さり、ご丁寧にお礼のメールをいただいていました。
そしてこの度のご新婦からもお礼のメールとお写真を送っていただきました。本当にうれしい限りです。お幸せなお二人の姿を拝見して、ブーケを作った私も幸せになります。
ご了解を得て、お写真をアップさせていただきます。(お顔はわからないようにさせていただきました)

白いユリのキャスケードブーケ

ゴージャスな深紅のドレスに負けないインパクトのあるドロップブーケ

下記にご新婦のメールも添付させていただきます。ご丁寧にありがとうございます。
「先日は、ウェディングブーケを作っていただきまして、
誠にありがとうございました。
おかげさまで、とても素敵な式を挙げることができました。
御礼のご連絡が遅くなり、申し訳ございません。
挙式当日、ブーケを見てとてもうっとりしました。
期待以上にかわいくて、すごくテンションが上がり、
会場にも負けていませんでした。
できあがった写真を添付しますので、よろしければご覧いただければと思います。
とてもドレスに合っています♪
あと、贈呈用花束も、ワガママ通り、コスモスを入れていただき、
とても感謝しています!ありがとうございました!
今後、他の友人や後輩が結婚式をするとなった際は、
アトリエオルタンシアをご紹介できればと思います^^
それでは、メールで恐縮ですが、御礼のご連絡とさせていただきます。
本当にありがとうございました。」
こんな嬉しいご縁が広がるよう、一つずつ丁寧にお花のお仕事をしていきたいと、心新たに思います。
2014年
11月
27日
クリスマスまであと4週間。
クリスマスリースを飾るには良い時期となりました。
ご注文のリースをお作りしています。生のヒバ、ヒムロ杉の香りが心地よいです。

こちらはパリのノートルダム寺院をお散歩した時に寺院の中で購入した十字架のオーナメントをポイントに入れています。
シナモンやアニスの香りのアクセント。

こちらはプリザーブドフラワーのピーチ色のバラを入れ込み、ドライのオレンジ、シナモン、アニスでアクセント。
2014年
11月
24日

奥様のお誕生日や結婚記念日にプリザーブドフラワーのアレンジメントのご注文を度々いただきます。こちらもその一つ。ピーチ、イエロー系で明るく、というご要望でお作りしました。
ご主人様にも奥様にもお喜びいただきました。私も嬉しいです。
2014年
11月
22日
今日のレッスンは、再び「フランスの配色」からイメージしたアレンジメント。


19世紀から20世紀にかけて、、紫色はファッション界の流行色になっていました。世紀末の倦怠感やベルエポックの頽廃感を表す色だったようです。
こちらは生徒さんの作品。

もう一点生徒さんの作品は、個性的な花束。パープルのラッピングペーパーとパリで購入した黒いワイヤー入りリボンがテーマです。