アーカイブ 2010年2月

2010年 2月 18日

ランスのノートルダム大聖堂

カテゴリー 旅のエッセイ

パリから1日のバス観光で、気軽に郊外に行けます。
そこで今回のパリ滞在のうち、1日だけシャンパーニュ地方のランスに行きました。
そこには偉大なノートルダム大聖堂がそびえていました。

ノートルダム大聖堂はパリのシテ島にあるものよりも高く立派で、ゴシック建築の象徴のようでした。

201002180120.jpg
ファサードには細かな彫刻が施され、特にほほえみの天使に感動しました。
モナリザと同じように、なぜ微笑んでいるのかは謎とのことです。
201002180123.jpg
201002180124.jpg

そして、大聖堂内のステンドグラスを見たときにはなぜか感動で胸が詰まりました。
ステンドグラスの絵は、一般庶民に向けて聖書の内容が描かれているものなのだそうですが、
このステンドグラスには、この地方らしく、シャンパンの作り方の絵もありました。
201002180132.jpg
2010021801492.jpg
201002180150.jpg

奥の礼拝室にはシャガールが制作したステンドグラスがあり、蒼い光を取り入れていました。
彼が描く聖母マリアには成長の色である緑色が使われていました。
201002180152.jpg

このランスを訪れることになったことにも何かの引き寄せを感じます。
帰りのバスのなかに差し込む夕陽がとてもまぶしく、何かを注ぎ込んでくれている気がしました。
ほほえみの天使、ステンドグラスの残像が目に焼き付いています。

ランスを訪ねた2日後に、偶然にもパリのカフェでランスのビストロのディレクターと出会い、名刺交換することになるなんて、何かの力が働いたとしか思えません。
ランスにはなにがあったのかしら・・・

コメント(2)